群馬県不動産鑑定士協会で講演しました
トランプ時代をいかに生き抜くか、と題して講演しました(2025年10月7日)。
1.今何が起きているのか:先進国こそ問題の温床
2.トランプ現象が起きた構造
3.アメリカの有権者分布
4.トランプのリーダー像
5.新・勢力均衡の世界へ
6.日本にも”先進国病”が上陸?
7.日本政治で起きていることへの理解を深める
8.比例代表の投票先遷移
9.話題の社会問題を見てみると?
10.各党投票者のイデオロギーマップ
11.日本政治の観察からわかること
まとめ
昨年の衆院選、今年の参院選で社会保守・安保保守の票が自民党から流出していますが、自民党に残った人々も保守なので、重要な価値観の差は変革期待です。
立民が不満層の期待を担えなくなり、参政と国民が伸びたことも今回の重要な変化でした。
参政党への投票者は、経済分配を求める人と自助努力を重んじる人とが同居しており、むしろ性格的な要素が大きいものと考えられます。
他方で、国民民主への流出は既存政治批判と実行力に対する期待低下によるところが大きいです。
日本の政治変動は与党の失点と改革不足によるもので、「右傾化」ではありません。ただし変革期待に応えなければ円安が進行してインフレが悪化し、日本も先進国病になるでしょう。

